プライバシー

Cookieとは?プライバシーとの関係を初心者向けに解説

Cookieの役割と、許可・拒否を選ぶときの確認点を分かりやすく解説します。

Webサイトを見ていると、「Cookieを使用しています」「Cookieの利用に同意してください」と表示されることがあります。

CookieはWebサイトを便利に使うために広く利用される一方、アクセス解析や広告にも使われます。すべてが危険なわけでも、すべてを許可しなければならないわけでもありません。

Cookieとは

Cookie(クッキー)は、Webサイトを利用したときにブラウザへ保存される小さなデータです。以前の利用状態を識別するための「小さなメモ」と考えると分かりやすいでしょう。

ログイン状態、表示設定、ショッピングカート、セッション番号、広告や分析用の識別子などが保存される場合があります。氏名、住所、パスワード、端末内の写真が必ずそのまま入っているわけではありません。

他の情報と組み合わされることがあります
Cookieの識別子を、サービス側のアカウント情報や行動履歴と関連付ける場合があります。

Cookieの主な5つの用途

  1. ログイン状態の維持
    ページを移動してもログイン済みのセッションを識別します。
  2. ショッピングカート
    別の商品ページへ移動してもカートの中身を保持します。
  3. 表示設定の保存
    言語、地域、テーマ、文字サイズなどを覚えます。
  4. アクセス解析
    閲覧ページ、訪問回数、ページ間の移動などを分析します。
  5. 広告配信・測定
    表示回数、クリック、広告効果などの把握に使われます。

ファーストパーティとサードパーティ

種類作成・利用する主体主な例
ファーストパーティ現在閲覧しているサイトログイン、カート、表示設定
サードパーティ埋め込まれた別事業者外部広告、計測、埋め込みコンテンツ

Chromeの公式説明では、サードパーティCookieは、コンテンツや広告のカスタマイズ、他サイトでの活動の把握などに使われる場合があると案内されています。

ただし、ファーストパーティなら常に安全、サードパーティなら常に危険という意味ではありません。目的、保存期間、送信先、設定方法を確認しましょう。

Cookieは個人情報?

一律には決まりません。個人情報保護委員会は、Cookieなどの端末識別子について、それ自体が個人情報に当たらない場合でも、通常は「個人関連情報」に該当すると説明しています。

他の情報と容易に照合して特定の個人を識別できる場合は、それらを合わせた全体が個人情報に該当します。誰がどの情報と組み合わせるかがポイントです。

Cookieとトラッキングは同じ?

Cookieはブラウザにデータを保存・送信する仕組みです。トラッキングは利用者の行動を追跡・関連付けることです。Cookieは追跡に使える技術の一つですが、ログイン維持やセキュリティなど追跡以外の用途もあります。

全部拒否したほうが安全?

すべて拒否すると、ログインが維持されない、カートが消える、設定が初期化される、一部機能が使えないといった問題が起きる場合があります。

  1. 必須・セキュリティ
    サイト利用に必要か確認する。
  2. 機能・設定
    利便性に必要なら選ぶ。
  3. アクセス解析
    説明と必要性を確認する。
  4. 広告・パーソナライズ
    希望しなければ拒否する。

後から変更・削除できる?

サイトの「Cookie設定」「プライバシー設定」や、ブラウザの設定から変更・削除できる場合があります。削除すると、サイトからログアウトする、カートが空になる、設定が初期化されることがあります。

サーバー側のデータは別です
Cookieを削除しても、購入履歴、投稿、アクセスログ、クラウドに保存したファイルなどが自動的に消えるわけではありません。

シークレットモードでも使われる

シークレットモードでも、閲覧中はログインやカートのためCookieが一時的に使われます。通常は、すべてのシークレットウィンドウを閉じてセッションを終了すると削除されます。「Cookieを一切使わないモード」ではありません。

削除すれば匿名になる?

Cookie以外にも、IPアドレス、ブラウザとOS、ログインアカウント、アクセス日時などが扱われる場合があります。Cookieを拒否・削除しただけで完全に匿名になるわけではありません。

Cookie・キャッシュ・閲覧履歴の違い

項目主な役割
Cookieログイン状態、設定、識別情報などを保存
キャッシュ画像などを一時保存し表示を高速化
閲覧履歴訪問したWebページを記録

Cookieはウイルス?

Cookieそのものはウイルスではなく、通常はプログラムのように勝手に実行されません。ただし、認証用Cookieが第三者へ漏れると不正利用につながる可能性があります。OSとブラウザを最新に保ち、共有端末ではログアウトしましょう。

Cookieポリシーで確認したい項目

クラウド保存や写真への権限とは別

Cookieを許可しても、通常、それだけでスマホ内の写真がクラウドへ自動アップロードされるわけではありません。写真へのアプリ権限、アップロード操作、クラウド側の利用目的は別の仕組みです。

シークレットクラウドの場合

ユーザー向けサービスはAndroidアプリが中心です。公式Webサイトでは、サイト提供に必要な範囲を超えて、保存ファイルをCookieと結び付けて広告配信や趣味嗜好の推定に利用する設計にはしていません。

アプリへアップロードするファイルは利用者が明示的に選びます。WebサイトのCookie設定と、アプリの写真・動画へのアクセス権限やアップロード操作は別です。

プライバシーポリシーを見る

まとめ

Cookieは、ログイン維持、カート、設定保存、アクセス解析、広告などに使われる小さなデータです。一律に危険でも、必ず個人情報でもありませんが、他の情報と結び付いて行動と関連付けられる場合があります。

誰が、何のために、どのくらい保存するのかを確認し、必要な機能と任意の分析・広告を分けて、自分が納得できる設定を選びましょう。

参考情報

ブラウザの動作や法令は変わる場合があります。最新の公式資料をご確認ください。